2. ケルン – ドイツ
3. エディンバラ – スコットランド
4. ザルツブルク – オーストリア
5. チューリッヒ – スイス
街にホリデーの空気が満ちあふれる季節が到来しました。イルミネーション、ホットワイン、ヤドリギ、キャンディケイン。そして忘れてはいけないのが、世界各地の有名クリスマスマーケットです。
クリスマスシーズンが近づくと、世界中の都市がマジカルな景観に包まれ、いつになくホリデー気分で満ちあふれます。世界中のあちこちのエリアから、このヨーロッパらしいマーケットの驚くべき魅力に触れ、焼き立てのごちそうの香りやクリスマス・キャロルを歌う聖歌隊の歌声を堪能するために、人々がやって来ます。もちろん伝統的なマグで供されるホットワインも見逃せません。
今年のホリデーシーズンは、歴史あるドレスデンマーケットから派生した、ヨーロッパらしさあふれるクリスマスマーケットを訪れてみたい。そうお考えでしたら、私たちにどうぞおまかせください。2022年度版クリスマスマーケットの人気スポットのリストをご用意しました。
1. ブリュッセル – ベルギー
クリスマスムードに彩られた絶景を楽しむなら、サンカトリーヌ広場の観覧車がおすすめ。頂上からは地平線を望むことも可能です。地上に降り立ったら、温かいホットチョコレートが待っています。ベルギーは何と言ってもチョコレートが有名。最高の「chocolat chaud(ホットチョコレート)」を楽しめるのも納得です。おすすめはMarché au Poissons(魚市場)にあるGaston。忘れることのできないホットチョコレートに出会えます。チョコレートの美味しさはもちろんのこと、その見た目の美しさにもご注目ください。グランプラス大広場、ボース(証券取引所)、サンカトリーヌ広場を散策すれば、精巧につくられた美しい人形が動くディスプレイや、ホリデーシーズンらしくガーランドや電球で装飾されたチョコレートを、心ゆくまでお楽しみいただけます。
2. ケルン – ドイツ
クリスマスマーケットの中でも有名なのが、ドイツのクリストキンドルマルクト。クリスマスマーケットの起源でもあることから、ヨーロッパの最高峰のマーケットであると言っても良いでしょう。Heinzels Wintermärchen(ハインツェルの冬のおとぎ話)として知られる、おとぎ話のようなマーケットは、有名なHeinzelmännchen(家憑き妖精)をテーマにしたマーケット。イルミネーション付きの木々に囲まれたこの陽気なマーケットには、フロストがけジンジャーブレッドから、大聖堂をかたどったワッフル、ローストアーモンドまで、思い付くかぎりのごちそうが目白押し。いずれも、マグで供される温かなグリューワインと合わせるのがおすすめです。もう一つ必見なのがヘヴェニュー マーケットです。またたくLEDライトやきらびやかな装飾、豪勢なパフォーマンス。ケルンがドイツのゲイのメッカであることから、この魅力的なマーケットは、ケルンの他のクリスマーケットとは一線を画しています。おすすめの訪問時間は夕方。その頃にはマーケットは音楽で満ちあふれ、ダンサーたちが放つ陽気なオーラで包まれているでしょう。
3. エディンバラ – スコットランド
盛大なお祝いを好むことで有名なスコットランド人。それを体験するなら、ホリデーシーズンのエディンバラがおすすめです。クリスマスにかけてのエディンバラは、絶好の観光スポット。玉石に歴史的建造物、ひんやりとした寒さは、ホリデーシーズンのムードを盛り上げるのに不可欠です。イースト プリンセス ストリート ガーデンの様々なレベルで行われるこのマーケットは、おそらくヨーロッパ最長のものでしょう。エディンバラで人気のイベントは「24 Doors of Advent」。クリスマスまでの降臨節の間、街の隠された秘宝(通常は立ち入り禁止)が毎日一つずつ公開されます。ほとんどの人の目に触れることのないエディンバラの一面を垣間見る、絶好の機会です。
エディンバラのクリスマスマーケットには、アイススケートリンク、大きなメリーゴーラウンドに加えて、この季節ならではの雑貨やアクセサリー類の売店が立ち並び、伝統とロマンティックな側面が同居しています。スコットランドはホグマネイのお祭りでも有名。滞在をほんの少し延ばして、スコットランドスタイルで新年を迎えてみませんか。きっとどこよりも盛大で楽しい新年のパーティーに出会えることでしょう。スコットランドでは12月が最も忙しい月であることに、深く納得がいくはずです。
4. ザルツブルク – オーストリア
ザルツブルクを世界で一躍有名にした、モーツァルトと『サウンド オブ ミュージック』。しかし最大の魅力は毎年やってくるその冬にあります。ザルツブルクが、最高峰のクリスマスマーケットの一つに挙げられる理由はいたってシンプル。ザルツブルク大聖堂で行われる、かの有名なクリストキンドルマルクトや、街中に点在している小規模ながら居心地の良いマーケットを見れば一目瞭然です。最も人気があるザルツブルク・クリストキンドルマルクトは、その荘厳な姿が印象的なザルツブルク大聖堂周辺で行われます。ホーエンザルツブルグ城内で行われるクリスマスマーケット、Advent at Salzburg(アドベント アット ザルツブルク)もお見逃しなく。市街から500メートルほどケーブルカーで登ったお城の中庭では、小さなミュージアムを巡ったり、城内ツアーに参加したりすることが可能です。何より、眼下に数々のクリスマスマーケットを望むことができるので、カメラのご用意をお忘れなく。
5. チューリッヒ – スイス
そして最後にご紹介するのは、忘れてはならないチューリッヒ！クリスマスシーズンには12,000を超えるライトで彩られる、チューリッヒのメインストリート。息を呑むほど美しいこのイルミネーションには、 - 「ルーシー」という名が付けられています。クリスマスシーズンにチューリッヒが最も盛り上がるのが、このルーシーの点灯式です。でも、有名なのはイルミネーションだけではありません。ここには世界有数の壮大さを誇るクリスマスツリーがあるのです。高さ15メートルのこのツリーには、6,000個以上のスワロフスキー クリスタルが飾られ、目がくらむほどの美しさを堪能できます。Werdmühleplatz(ヴェルドミューレ広場)のクリスマスマーケットにある、シンギング・クリスマスツリーも異彩を放つツリーです。国中から集まった聖歌隊がツリーを模した舞台で披露する、心温まる歌声に耳を傾けましょう。ベルビューのSechseläutenplatz(セクセロイテン広場)には、チューリッヒ クリスマス ヴィレッジ(Wienachtsdorf ヴィーナハツドルフ)があります。きらめくイルミネーションに加えて、個性あふれるクリスマスツリー、大きなアイススケートリンクがあり、幅広い世代に向けたアクティビティも盛りだくさん。また、無数の木造屋台が軒を連ね、昔ながらのレシピでつくった美味しい軽食やドリンク、手づくりの雑貨が並びます。ご家族ともご友人とも楽しめるマーケットです。
